八ヶ岳
写真 : 八ヶ岳
山梨県から見る雄大な山の風景と言えば、富士山と、もう一つは八ヶ岳が有名です。
八ヶ岳とは、八ヶ岳という名前の特定の大きな山があるわけではなく、山梨県と長野県に跨る、火山群の総称で、標高2000m以上のいくつもの山々を、纏めて「八ヶ岳」と呼んでいます。
八ヶ岳の名前の由来は、連なる山頂が8つに見えることや、山の連なりがいくつもあることから「たくさん」という意味で「八」を使ったなど諸説あります。
それでは、もし八ヶ岳を「8つの山」と考えると、一体どの山になるのでしょうか。
名前を挙げると、赤岳、横岳、硫黄岳、阿弥陀岳、峰の松目(又は天狗岳)、権現岳、編笠山、西岳の8つとなり、特に、赤岳が、八ヶ岳のなかでも標高がもっとも高く、2899mとなります。
また、北八ヶ岳と南八ヶ岳といった区分けもあり、狭義では、南八ヶ岳を八ヶ岳と定義しています。
長野県東部から山梨県北部にまたがる南北約30kmの火山群。富士火山帯に属し,輝石安山岩系の溶岩と集塊岩からなる。最高峰は赤岳(2899m)。夏沢峠を境に編笠山,権現岳、赤岳、硫黄岳などの南八ヶ岳(狭義の八ヶ岳)と、天狗岳、中山、縞枯山、北横岳などの北八ヶ岳に分かれる。
紅葉のシーズンには、北杜市にある、東沢渓谷の「赤い橋」と呼ばれる長さ90mの東沢大橋なども、絶景のスポットとして有名です。
紅葉と、山のなかに掛かっている赤い橋が印象的な光景です。
ちなみに、標高3776mで日本一の富士山と八ヶ岳は、かつて互いの神様同士が背比べの末に八ヶ岳のほうが高く、腹が立った富士山の神様が八ヶ岳の頭を叩き、八ヶ岳の頭が八つに割れ、富士山が日本一の山となった、という「富士山と八ヶ岳の背比べ」伝説が伝わっています。
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