秋の紅葉と伊奈ヶ湖 / 南アルプス市
山梨県の湖と言えば、富士五湖、という有名な5つの湖があります。
ただ、この伊奈ヶ湖は、富士五湖ではなく、南アルプス市の櫛形山中腹にある、小さくて静かな人工の湖です。
人工と言っても、歴史は古く、起源は定かではないものの、300年以上前に遡るようです。
伊奈ヶ湖は、南伊奈ヶ湖と北伊奈ヶ湖とあり、夏は涼しく、避暑地としても知られ、秋になると紅葉が綺麗な湖です。
紅葉の見頃は、10月下旬から11月中旬頃で、基本的には穴場のスポットですが、紅葉の季節の休日は、少し混み合うこともあります。
湖面に映る紅葉や、湖を彩る白鳥と鯉など、美しい風景を堪能できる伊奈ヶ湖。小さな湖なので、ゆっくり歩いても、一周、大体15分ほどで散策できます。
また、車で少し山を下り、櫛形山の麓で出会った、ピンク色の花が咲く一帯。この辺りは、たくさんのコスモスの花が咲いています。
これは、耕作放棄地の田んぼに、コスモスや百日草、ソバなどの花の種をまいて花いっぱいにする、という地域の取り組みのようです。
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